マテリアリティ2  店舗と地域コミュニティ

FC(フランチャイズ)が8割を占めるモスバーガーでは、全国各地にその地域に縁のあるオーナーがいます。地域に貢献したいという思いのもと、地域に密着した店舗運営が私たちの特徴の一つであり、強みです。

環境認識とリスク・機会

環境認識     リスク・機会
• テイクアウト需要の増加による中食の台頭
• 共働き世帯や一人世帯の増加による生活スタイルの変化
• 自然災害による店舗運営への影響
• 消費者の行動の変化と多様化するニーズ
リスク • 店舗における事件・事故やコンプライアンス違反などによる、お客さまと店舗メンバーに対する安全管理上の問題発生及び営業停止
• 店舗の営業活動の短縮や停止による地域社会・お客さまからの信頼喪失
• FCシステムにおけるトラブルやオーナー高齢化による事業承継の停滞
機会 • お客さまと店舗メンバーの安全管理徹底とお客さまの声の積極的活用による信頼されるブランドの確立
• 地域コミュニティとしての飲食店の存在価値向上
• 雇用の創出による地域経済への貢献

目標(KPI)と実績

テーマ モスグループの
おもな取り組み
期待される変化 KPI 2030
年度
目標
2023
年度
実績
おもに関連する
SDGs
店舗と地域コミュニティ ・地域に密着した店舗運営
・多様化するニーズに合わせた店舗開発
・店舗の地域貢献活動の推進
店舗品質向上及び売上の向上 顧客満足度調査活用度スコアの向上※1 -
※2
32.3回
地域コミュニティの活性化とエンゲージメント強化 モスバーガー共栄会全20支部での地域密着活動の実施 -
※2
全支部で
実施
(実施95件)
  • ※1 顧客満足度調査確認サイトへのアクション数
  • ※2 数値目標ではなく、期待される変化を目標として設定しています。

モスグループのおもな取り組み

地域に密着した店舗運営

本部と加盟店がつながる「FC(フランチャイズチェーン)」、加盟店同士がつながる「VC(ボランタリーチェーン)」、この二つのつながりを併せ持つのが、モス独自のフランチャイズシステム「FVC(フランチャイズ・ボランタリー・チェーン)」です。このシステムは、オーナー自身の主体性を尊重しているところが特徴で、日本全国にいる約400名の加盟店オーナーが、それぞれ地域活性化の協力や貢献を行い、地域の人に応援してもらえるお店をつくっていくことを目標にしています。

多様化するニーズに合わせた店舗開発

オフィス街やロードサイド、フードコートといったさまざまな立地に応じた店舗開発に加え、多様化するお客さまの利用動機に合わせた店舗や業態の開発を進めています。繁華街においてはカフェ需要対応型のモスバーガー&カフェ、駅前立地には小型店、隙間立地への出店を可能としたキッチンカーなど、店舗フォーマットを駆使して、お客さまにもっと近くに感じていただけるように多業態化を推進しています。

店舗の地域貢献活動の推進

おいしくて身体に良い商品を召し上がっていただきながら、心のやすらぎを感じていただけるお店をつくることが、モスの使命です。それを具現化するため、「モスバーガー共栄会」でHDC※活動を行っています。研修などを通じた店舗品質の向上や販売促進活動における連携や情報共有を行うだけでなく、地域貢献活動にも力を入れています。地域別に全国20の支部に分かれ、清掃活動や障がい者支援など、それぞれの地域の特色に合わせた取り組みを積極的に行い、地域のお客さまに愛される店舗を目指しています。

  • ※ Hospitality、Delicious、Cleanlinessの頭文字をとった、「モスの心」を具現化するための活動です。