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気候変動・省エネルギー

気候変動への対応

モスグループは、気候変動に関するリスクと機会を重要な経営課題の一つと認識しており、TCFD※(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿った「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」について情報開示を行います。

  • ※TCFD( The FSB Task Force on Climate-related Financial Disclosures 気候変動関連財務情報開示タスクフォース)は、企業が気候変動への対応を経営の長期的リスク対策および機会の創出として捉え、投資家などに向けた情報開示や対話を促進することを目指しています。

ガバナンス

モスグループでは、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクに対し、経営に関する重要事項について十分に審議のうえ、的確かつ迅速な意思決定ができるよう、原則として月1回開催の取締役会のほか、取締役を中心とした経営会議を随時行っています。
気候変動への対応においても、経営の重要課題と捉え、経営会議における進捗のモニタリングや取締役会への報告を行います。

戦略

モスグループでは、気候変動シナリオ分析を実施し、事業影響を検討した結果、物理的リスクとして原材料の調達に関わる事項、大きな自然災害による事業活動の停滞を重要な経営課題と認識しています。
モスグループの主要原材料は、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉)、小麦粉(パン)、油脂(植物油)、野菜ですが、異常気象による生産量の減少、原油価格上昇に伴う運賃コストの上昇、環境対応の一環としてのバイオ燃料需要の高まりによる穀物市況の上昇、地球規模での食料の不足感などの要因により、モスグループで使用する原料の食材市況が大幅に変動した場合、仕入価格の上昇、食材の需給逼迫、円安などにより、モスグループの事業、財務状況及び業績に影響が及ぶ可能性があります。
また、店舗が集中している地域で自然災害が発生し、一定期間において店舗の運営に支障をきたした場合、さらに人的被害があった場合に、モスグループの事業、財務状態及び業績に影響が及ぶ可能性があります。

リスク重要度の評価

気候関連のリスク 事業インパクト 評価
移行リスク 政策・法規制 炭素税の導入 輸送コストの上昇
市場と評判 エシカル消費 調達コストの上昇
物理的リスク 慢性 平均気温上昇 生産量の減少
仕入価格の上昇
急性 異常気象の激甚化 店舗運営に支障
気候関連のリスク 事業インパクト 評価
移行リスク 政策・法規制 炭素税の導入 輸送コストの上昇
市場と評判 エシカル消費 調達コストの上昇
物理的リスク 慢性 平均気温上昇 生産量の減少
仕入価格の上昇
急性 異常気象の激甚化 店舗運営に支障

横スクロール

  • ※シナリオ分析は2℃と4℃の2つのシナリオを用いて2030年までの社会を考察していますが、2つのシナリオによる差異はほとんどありません。今後は2050年までの中長期的影響についても考察を進めていきます。

リスク管理

原材料、資材調達に対し、主要原材料の取引市場における相場変動について仕入先から情報収集を行うほか、新たな原料産地の開拓や分散調達のリスクヘッジを継続的に実施しています。
自然災害などの緊急時においては、人命優先、安全第一とした判断を迅速に行うため、店舗の営業中止、継続に関する基準を設定し、関係部署が共通認識のもとで対応することができるよう「自然災害時における店舗営業に関するガイドライン」を策定し、周知・徹底するとともに、大規模地震などを想定した防災訓練を実施するなど、有事の際に損害を最小限に抑えるためのリスク対応体制の整備・強化を進めています。

指標と目標

省エネルギーの取り組みとして、電気やガスなどの店舗のエネルギー使用量の把握や、照明や空調、冷凍・冷蔵庫などの定期清掃や点検を実施しています。また、モスバーガー独自の取り組みとして「グリーンカーテン」を設置し、省エネやお客さまとのコミュニケーションを促進しています。今後、省エネ型機器の導入や再生可能エネルギーの活用によって2030年度にはCO₂排出量26%削減(2013年度比)を目指していきます。
また、プラスチック対策として2030年度には環境配慮型製品比率を70%にする目標や、高品質な生野菜の安定供給のため農業生産法人(モスファーム)の展開を推進していきます。

省エネ活動

省エネルギーの取り組み

お客さまにとっての心地良さや働くメンバーの労働環境を考慮しながら、エネルギーの効率的な使用に努めています。エネルギー使用量の把握と検証、設備機器類の適正な維持管理を通じ、チェーン全体の省エネルギー化を図っています。

省エネルギー設備

店舗での省エネタイプの設備導入に取り組んでいます。
2014年度末までに店舗の内照式看板をLEDタイプに変更しました。そのほか、高効率型の厨房機器やエアコンの導入を順次進めています。

配送・輸送時のCO2削減対策

1997年より他社に先駆けて、「常温・チルド・冷凍」の三温度帯を一台でカバーできるトラックを導入しています。店舗への配送はトラックが主ですが、従前より他事業者との「共同配送」を推進しています。

エコリーフ環境ラベル

地球温暖化の影響が国内の農作物へも及んでいる中で、環境負荷の低減を確実に進めることが重要と考え、「エコリーフ環境ラベル」(※1)の認証を取得しました。そして、生鮮野菜の内、使用量が多いトマト・レタス・タマネギについて、産地から店舗までの輸送や配送センターでの保管、包装材の廃棄といった段階で排出されるCO2量等を算出し、第三者検証後、登録公開しています(※2)。

  • ※1 経済産業省所管の一般社団法人産業環境管理協会が推進している、製品やシステムなどの定量的な環境負荷データを開示するものです。
  • ※2 一般社団法人産業環境管理協会ホームページからご覧いただけます。
    ・2005年度 登録番号 CE-07-001
    ・2007年度 登録番号 CE-08-003

環境配慮型車両の導入

本部および事務所のリース使用車にエコカー導入

低燃費・低排出ガスなど、環境性能にすぐれたハイブリッドカーを順次導入することで、モスバーガーの店舗指導を行うスーパーバイザーや物件開発担当者等が使用する社有車の環境負荷の削減に努めています。

グリーンカーテンの取り組み

夏の省エネと癒やしの空間づくりに役立つグリーンカーテン。2013年度からモスの店舗に「緑のカーテン」を設置し、その出来栄えや効果を競い合う「グリーンカーテンコンテスト」を開催しています。2020年度は情勢を鑑みてコンテストの実施は中止しましたが、例年通りグリーンカーテンの取り組みを募集。環境活動・社会貢献活動を掲載した事例集「モスバーガー思いやりシェアBOOK」に、18店舗のグリーンカーテンの取り組みを紹介しました。設置した店舗では、見た目が涼しいだけでなく、窓側席・テラス席の体感温度を低下させたり、お客さまとのコミュニケーションを促進したりと、さまざまな効果が出ています。

グリーン電力の活用

グリーン電力とは、風力・太陽光・中小水力・バイオマス・地熱など、温室効果ガスや有害ガスの排出が少なく、環境負荷の低いグリーンエネルギーで発電された電力のことです。発電方法を需要家(使用者)が直接選択し、リアルタイムで送電を受けるほか、過去に発電された電力を購入した「証書」をもって、対象となる電力使用をオフセット(代替)する、という方法もあります。
モスでは、バイオマス発電設備で発電されたグリーン電力を購入し、モスレポートなどの冊子の印刷やモス本社の一部電力に活用することで、再生可能エネルギーの普及に寄与しています。