廃棄物・循環型社会

3R活動

リデュース(発生抑制)

アフターオーダー方式とテイクアウト用資材の削減

カトラリー声かけポスター

食材の「おいしさ」、つくりたての「おいしさ」を味わっていただくため、モスは創業当初よりご注文いただいてから商品をつくる「アフターオーダー方式」を採用。作りおきのロスが発生しない仕組みになっています。
作りおきしないから、お客様にはつくりたてのアツアツを味わっていただけます。
また、お持ち帰りのお客様にスプーン・フォークなどのカトラリー使用意向の確認をしています。この「声かけ」でお客様にもご協力いただきながら、プラスチックの使用削減に取り組んでいます。

リユース(再利用)

リユース食器の使用

創業当初より、おいしく召し上がっていただくために、店内では使い捨てではない温かみのあるマグカップなど、リユース食器で商品を提供しています。これにはゴミを少なく抑える効果もあるため、リユース食器の使用を推進しています。

リサイクル(再資源化)

食品廃棄物のリサイクル

店舗から1日に出る食品廃棄物は「食べ残し」ではなく、「調理くず」や「廃食油」などの調理等の工程で副次的に発生した不可食部(食用にはできないもの)で、また排出量も比較的少量です。
店舗で発生した「調理くず」の一部や「廃食油」は、飼料化、堆肥化、工業原料(廃食油のみ)にするなど、リサイクルを進めています。

プラスチック使用量の削減

お持ち帰り用容器・包装資材への環境配慮型素材の使用

モスバーガーではお持ち帰り用の容器・包装資材に環境配慮型素材を使用する取り組みを進めています。主なものとして、手提げ用袋に紙バッグや植物由来のバイオマスプラスチック原料50%以上のポリ袋を併用しているほか、ホットドリンク商品に付けるプラスチック製のマドラースプーンを木製に切り替えたり、コールドドリンクのテイクアウトカップをプラスチック製から紙製に変更したりしています。また、テイクアウト用スプーンとフォークには、国産非食用米を25%配合したバイオマスプラスチック「ライスレジン®」を使用しています。
今後もお客様に提供する使い捨て製品について石油系プラスチックをできるだけ使用しない方針を掲げており、2030年度には環境配慮型製品比率を100%にすることを目標としています。

「プラスチック・スマート」キャンペーンや情報開示について

プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な問題となる中、モスバーガーはかねてから実施してきたプラスチック製容器・包装類の削減などの取り組みを、より一層加速しています。環境省が展開する「プラスチック・スマート」キャンペーンに参加しているほか、農林水産省による食品産業事業者の「プラスチック資源循環アクション宣言」に賛同し、情報開示しています。

食品廃棄物への対応

モスフードサービスでは、食品廃棄物を発生させないための取り組みを行っています。例えば、キャンペーンごとの売上予測の精度を高めることで、食材製造量の最適化を図ったり、店舗で生野菜を無駄なく仕込むための研修を行ったり、さまざまな工夫を凝らしています。

食品リサイクル法において、食品廃棄物等の発生抑制目標値が発生原単位で83.3kg/百万円(ファストフード店)とされています。モスフードサービスでは法定以下の目標に対して、2023年度 48.47kg/百万円と低い水準を維持しています。

また、食品廃棄物のリサイクル促進のため、食品リサイクル法では各業種ごとに食品循環資源の再生利用等実施率の目標も設定されています。外食産業の目標は50%ですが、事業者ごとに個別目標が設定されています。モスフードサービスは、2023年度54.5%以上の目標に対し、64.4%の再生利用を行い、目標を上回る数値となりました。

フードバンク活動への支援

モスフードサービスでは社会貢献の一環で、日本初のフードバンク「セカンドハーベスト・ジャパン(認定)※」の活動を食品サポーターとして支援しています。品質に問題はないものの賞味期限が短いなどの理由で廃棄せざるを得ない食材を無償で提供しています。これは企業にとっても食品を無駄にせず、廃棄物の発生抑制に寄与する活動にもなっています。
なお、こうした寄贈品は、セカンドハーベスト・ジャパンを通じて児童養護施設や母子支援施設などの福祉施設、フードパントリー活動団体、及び生活困窮者個人に届けられています。

通いコンテナで生野菜を配送

生鮮野菜をお店に配送する際、産地から集荷センター、店舗までレタスの配送容器に関してリユースコンテナを使用し、運用する仕組みを導入しています。通常使用される段ボール箱では、大量の資源ごみになりますが、リユースコンテナを使用することで、環境負荷の軽減につながっています。