生物多様性・その他の取り組み

生物多様性への取り組み

「MOS-GAP点検」を通じた環境保全型農業の推進

「モスの生野菜」の契約産地では、GAP※の考え方に基づきGAP指導員資格を持った本社メンバーが、農場の管理状況を約200項目点検をする「MOS-GAP点検」を行っています。「MOS-GAP点検」は食品安全だけでなく、土壌浸食の防止、廃棄物別の適正処理など環境保全に関する項目もあり、安全でおいしい野菜づくりと持続可能な産地の実現に向けた取り組みです。ほかにも異物混入やトレーサビリティの管理、後継者の育成状況などについても、その産地の現状を知り、モスの産地として問題ないかを確認しています。

  • ※ GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは、農業において、食品安全、環境保全、労働安全などの持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みのことです。

紙製パッケージにFSC®認証紙を使用

生物多様性の保全を目的として、ハンバーガーやポテトなどモスバーガーの商品を入れる紙製パッケージにFSC認証紙を使用しています。FSC認証※の製品を使用することで、適切な森林管理が保たれ、世界の森林を守ることにつながります。

  • ※ FSC®認証とは、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、その他のリスクの低い木材を使用した製品にFSCラベルを付け、認証製品として販売できる制度です。

国内間伐材の利用促進

環境NPO「オフィス町内会」の活動を支援し、さまざまな印刷物に森の町内会の「間伐に寄与する紙」を使用することにより、間伐材の有効利用を促進して健全な森林づくりに貢献しています。

株式会社モスフードサービスは、「森の町内会」の活動を応援しています。

  • ※ 間伐の対象は、植林木(針葉樹)です。

水資源の保全への取り組み

モスバーガー店舗では、手洗い、生野菜の仕込み、調理、調理器具や食器類の洗浄、清掃業務などで、水資源を使用しているため、水使用量の削減や適切な排水処理などを通じて、水資源の保全を推進しています。具体的な取り組み内容は、水の出しっぱなしを防ぐための「節水ステッカー」掲示による注意喚起や、グリストラップ(油脂などを下水道に直接流さないための装置)の定期清掃による排水管理などです。これらの取り組みは、店舗向け教育ツール「SDGs通信」を通じて、店舗メンバーの理解を深めて、環境配慮への意識を高めることで、対応の促進を図っています。また、国内モスバーガー店舗は、公益財団法人日本環境協会が制定しているエコマーク「飲食店」の認定を受けており、節水に向けた啓発運動も評価されています。
モスフードサービスでは、食材・包装資材を取引先より仕入れているため、工場での水資源の保全については、サプライヤーへの理解促進や協力関係の構築が重要です。主要な取引先に対してはアンケートなどの書面を通じて「モスグループ環境方針」への理解と遵守をお願いし、持続可能な事業展開と循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。

環境への理解促進のために

環境教育

店舗メンバーの環境への理解促進のため、店舗責任者に必要な知識及び情報を共有する「マスターライセンス更新研修」において環境講座を実施しています。また、店舗メンバー向け環境教育ツール「ecoモス通信」を2003年に発行。2020年から「SDGs通信」として、SDGsとモス店舗の関わりを分かりやすくしたツールにリニューアルしています。