「心のやすらぎ」「ほのぼのとした暖かさ」を世界の人々に100年企業に向けて
日頃よりモスバーガーならびにグループ店舗をご利用いただき、誠にありがとうございます。
1972年に東京・成増の地で、わずか2.8坪の小さなお店からスタートした当社は、国内約1,300店舗、海外ではアジアを中心に約450店舗を展開するまでになりました。50年以上の長きにわたって事業を続けてこられたのも、お客様、株主様、そしていつも支えてくださるステークホルダー皆様のおかげです。
これからさらに先の「100 年企業」に向け、現在基礎作りを行っています。そこで、何よりも大切にしていることは、創業者櫻田慧の思いと、創業の精神です。それを受け継ぎ、発展させていくことが私の使命だと考え、創業者の思いと精神を全ての行動指針としています。
創業者の思い・モスの価値観
創業の心「感謝される仕事をしよう」にあるように、「この街にモスがあって良かった」と感謝され喜んでいただける存在となるよう、地域に根差したお店づくりを今後も追求してまいります。また、日本生まれのチェーンとして、「テリヤキバーガー」や「モスライスバーガー」に代表される日本の食文化を活かした商品、生産者の想いが見える「モスの生野菜」、医食同源の考え方に沿った商品づくりなど、これまで築いてきた価値をさらに磨き上げ、圧倒的なおいしさを追求し続けます。そして、お客様をはじめ、モスグループに関係する皆様との間で、「ありがとう」の言葉がたくさん飛び交う存在になりたいと考えています。
創業者の思いは、「MOS」という社名にも表れています。「Mountain、Ocean、Sun」の頭文字で、MOUNTAIN(山のように気高く堂々と)、 OCEAN(海のように深く広い心で)、SUN(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)という意味があります。創業者・櫻田慧が、人間・自然への限りない愛情と、このような理想の人間集団でありたいという願いを込めて名付けました。モスは創業時から自然を愛する価値観を社名に表し、地球環境や社会的課題に取り組んできました。2030年をゴールとした「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成とともに、当社の基本方針にある「心のやすらぎ」「ほのぼのとした暖かさ」を世界の人々に広げていき、これまで以上に社会の一員として、世界の一員としての貢献を目指してまいります。
すべては「人」
近年では自然災害や国際情勢、そしてデジタルトランスフォーメーションなどによって、世界中で仕組みや環境の変化が次々に起こっていますが、中心となるのはいつも「人」です。私たちは、常に自分には何ができるのか、人のために何をして差し上げられるのかを考え行動できる人材になりたいと考えています。自分の行動によって笑顔になる人がいる、その笑顔を見ることに喜びを感じることができる人材、人として素直な心の価値観を共有する集団でありたいと思います。
これからも、「モスに行くと安心できる。あたたかい気持ちになれる。そしてもちろん、おいしい。」そのような存在になるために、私たちモスグループの仲間は、日々努力を重ねてまいります。今後ともモスフードサービスへの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。