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IRメッセージ

代表取締役会長 櫻田 厚、代表取締役社長 中村 栄輔

新体制特別対談

2016年6月の株主総会を経て、モスグループは新経営体制となりました。
会長の櫻田厚と、新社長に就任した中村栄輔が、今後のモスについて、守り続けていくこと、変革していくべきことを語ります。

創業者のDNAを受け継いで

櫻田:はっきりと社長交代を意識したのは、今から4年前です。その時にはまだ具体的な人選はしていませんでしたが、ひとつだけ、考え方や物の見方という点で、私とは別の歴史を歩んできた人物の方が革新を図れるのではないかと考えていました。

中村:最初にお話をいただいた時には、現場経験もないですし、能力的にも私でいいのかなと感じました。一方で、創業者のDNAを大切にしながら、長く生き残っていく組織づくりをしていけるのは素晴らしいことだとも思いました。だからこそ挑戦したいと。

櫻田:中村社長に期待することのひとつは、これまで築いてきたモスのDNAや企業風土・文化を守り続けていってほしいということです。モスは温かいね、誠実だね、礼儀正しいね、というような、モス全体に感じていただいている雰囲気のようなものは、これからも大切にしてほしいと思います。

中村:まずはそこが大前提だと考えています。「心+科学」という、モスが大切にしている考えをもとに、お店やそれを支えている各部門のスタッフ全員がお客さまの方を向いている一貫性をもった組織をつくり、経営の質を維持することが私の使命だと思います。心は創業者のDNA、科学は仕事の仕方ですが、スタッフ全員にこのDNAが受け継がれていくようにしたいですね。

世界に誇れるモスバーガーへ

櫻田:一方で戦略レベルのことは、時代の変化を感じ取りながら進めていってほしいと思います。そのような感性は学習や経験から体得していくものですが、中村社長ならできると思っています。経営には虫の目、鳥の目、魚の目が大切です。虫の目は処理すべきことを迅速に遂行していくこと、鳥の目は物事を俯瞰して見る力のことです。そして社長として一番大切にしてほしいのが、魚の目です。潮の流れのように、社会のニーズやスタッフの気持ちは常に動いています。その流れを的確につかんでいくには、たくさんのステークホルダーの方と直接コミュニケーションをとることが一番です。対話の中から学べることはとても多いので、そこから魚の目を身につけていってほしいと思います。

中村:はい。その上で挑戦したいこととして、既存国だけでなく、もう一度広く海外出店に挑戦したいと思っています。櫻田会長はパリ出店が夢だと宣言されていますが、私自身も、20年ほど前から「ハンバーガーのイチローになりたい」という夢を持っているんです。野球の本場であるメジャーリーグで、日本人選手があれだけの金字塔を打ち立てました。同じように、海外から入ってきたハンバーガーに日本人の知恵を加えたモスバーガーが、ハンバーガーのメジャーリーグでどういう評価を受けるのか。おいしいという評価を受けられたなら幸せなことですし、それが「世界に認められる日本のおいしさとおもてなし」の証明になると思います。

長く存続する企業であるために

櫻田:会社の社会的な使命は存続することだと思います。そのためには、モスが存続している理由を問われた時に、働く一人ひとりが「モスはこういうことを大切にしていて、自分たちで考えて行動できるような会社だから当たり前ですよ」と言えることが理想です。そこに働かされているという意識はありませんからね。中期経営計画にも「輝く人」という言葉がありますが、モスで働く全員が主人公であるという風土を、これからのトップマネジメントとしてつくっていってほしいですね。そのようにして50周年を迎えることができればきっと、次の100年も見えてくると思います。

中村:そうですね。サッカーで例えるならば、最終目標はゴールを決めることで、そのためにボールを持った人の動きにあわせて、他の全員が自分のやるべきことを考えて動きます。さらにサッカーはゴールキーパーさえもゴールを決めることができます。そういう意味ではすごく自由で、本来の守備範囲は決めているけれど、時と場合によってはそれを飛び越えたチャレンジが求められます。モスでもまさに、このような組織の動きが必要だと感じています。個の強さに加えて、全員でわかりやすく協力できる仕組みや枠にとらわれない自由さを持つことによって、きっと存続できる企業になっていけると思います。環境は日々変化していますが、それにあわせて、仕事の仕方、組織、仕組みをしっかりとつくっていき、その結果を50周年でひとつの形としてお見せしたいと思っています。今後のモスグループにぜひご期待ください。

上半期をふり返って

モスグループの2017年3月期の上半期は、売上高357億92百万円(前年比3.2%増)、営業利益28億7百万円(前年比68.3%増)、経常利益28億98百万円(前年比66.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益18億83百万円(前年比83.7%増)と、増収増益となりました。これは、定番商品の磨き込みや独自性のある期間限定商品の投入、エリアマーケティングの積極推進による売上の増加に加え、販売促進費や物流費など販売管理費の上昇抑制が進んだことが要因であります。

株式会社モスフードサービス
代表取締役会長

櫻田厚

代表取締役社長

中村栄輔