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IRメッセージ

代表取締役会長 櫻田 厚、代表取締役社長 中村 栄輔

特別対談

モスグループが新しい経営体制になって一年が経ちました。
新体制一年目と中期経営計画初年度の成果をふり返りながら今後モスが大切にすることを会長の櫻田と社長の中村が語ります。

新体制一年目をふり返って

中村:前期はオーナーさんやキャストさんと直接コミュニケーションをとる機会を積極的に設けました。この方々のおかげでモスが成り立っていると改めて実感したと同時に責任の重さを感じる一年でもありました。

櫻田:どんな会社でも創業者は唯一の存在で、その後は二代目、三代目と言われます。そしてその人間によって、会社はかなり変わります。私は18年間社長を務めてきた中で、できなかったこと、予想以上にできたことを分析しているつもりです。そして現在、社長は中村になりましたが、別の人間だから、キャリアの違いや得意不得意は当然あります。だからこそ勉強しながら実務をしなければなりません。それを一人ですべて行うのはとても難しいことですが、中村に加えて常務が二人いる役員体制なので、チームとしての成長を見てとることができた一年でした。

中村:私のモットーは、必要なことは一生懸命勉強し、人から学ぶこと。例えば海外事業についても、櫻田会長は海外での経験が豊富ですから、押さえるべき部分をしっかりと確認されていて勉強になります。

櫻田:自分にないものを否定せず、なんでああいう考え方、話し方なんだろうと学びにつなげていくことができれば、人間は死ぬまで成長できるはずです。私も中村社長の発想や視点から学ぶことがありますし、いい形で連携しながら事業を進めています。

中期経営計画初年度の成果

中村:中期経営計画は(1)国内モスバーガー事業 既存店売上101%を達成し続ける(2)海外モスバーガー事業400店舗を目指し、成長エンジンとなる(3)新規事業 第2の柱をFC展開するとしています。誰もが覚えやすい内容とし、一人ひとりが行動しやすいものとしました。

櫻田:人ごとではなく自分ごととして、モスで働くすべての人がこの計画を知り、理解し、意識することができれば、モスはもっと強くなると思います。

中村:2016年度は、国内モス事業では既存店売上前年比100%という結果となりました。目標を達成できなかった理由を検証し、2017年度に活かしていきます。海外モスバーガー事業は、台湾、シンガポール、香港では成長戦略をとりながら、それ以外の国では再度足元を固め直す必要があると考えています。新規事業は現時点で進行途上にあります。

櫻田:中期経営計画の初年度はこのような結果となりましたが、数字ばかりに気を取られ、企業文化が揺らがぬようにしていきたいと考えています。数字や目標を意識しながら、その達成に向けた仕事へのモチベーションや意欲をいかにバランスよく、両輪で回していくか、マネジメントの力量が問われます。

中村:そうですね。モスでは「心+科学」を大切にしていますが、数字の部分が科学だとすると、その上には必ず心があります。私は数字や目標の話をする時ほど、心の部分をまず確認します。心の部分を大切にするからこそ、お客さまに愛されるモスバーガーであり続けられるのだと思います。

これからのモスが大切にすること

中村:まずは国内モスバーガー事業で、既存店売上前年比101%を達成することです。具体的には、商品価値の向上を継続しつつ、さらにチェーン店でありながら地域の特性を活かしたり、時間帯にあわせた施策を打つなど、さまざまな工夫をしていきたいと考えています。

櫻田:世界ブランドになるという大きな目標を掲げている以上、今まで以上にモスで働く一人ひとりが自覚を持ち、人間として成長できる組織であることが求められると思います。人が育つ風土を育み、成長できる教育の仕組みを体系化して、誰もが平等に成長へのチャンスを手にできるようにしたいですね。

中村:その時のキーワードが「必ず自分で手をあげる」ことだと思っています。自分の意志を明確にする人にこそ、チャンスを提供したいです。困難に直面した時に、まずは自らががんばり乗り越えようとする。その姿勢を示した人に「ではもっとこうしたらどうですか」と支援したいですし、これからの世の中にはそれが求められると思います。

櫻田:人を大切にし、人が成長することを支援する会社だと理解してもらえる風土をもう一度つくり、制度を整えていきます。今の20歳代から40歳代の若い世代がこうして成長していくことで、改めて第2、第3のイノベーションにつながると確信しています。

前期をふり返って

2017年3月期は、連結ベースで売上高709億29百万円(前期比0.3%減)、営業利益46億63百万円(同22.0%増)、経常利益48億92百万円(同22.0%増)、当期純利益30億50百万円(同33.5%増)と、減収増益となりました。売上高は微減となりましたが、商品除却の減少などの内部努力や、想定より円安が進まなかったことによる仕入コストの減少が原価低減につながり、増益を達成することができました。

株式会社モスフードサービス
代表取締役会長

櫻田厚

代表取締役社長

中村栄輔