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IRメッセージ

代表取締役社長 中村 栄輔

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様に、心よりお見舞い申しあげます。 皆様のご健康と、一日も早い収束をお祈り申しあげます。

Q.2020年度の経営成績についてお聞かせください。

A.2020年度の世界経済は新型コロナウイルス感染症の拡大によって大きなダメージを受けました。外食産業も、営業時間の短縮や外出の自粛、消費者の生活様式の変化などによって、厳しい状況で推移しました。当社グループにおいても、多くの店舗で一時休業や営業時間の短縮を余儀なくされるなど、多大な影響を受けました。
このような環境の中でも、当社グループは「食」という重要な生活インフラを支えているという社会的役割を認識し、お客様と店舗メンバーの安全を第一に感染拡大の防止に取り組みながら、営業の継続に努めました。同時に、全社ミッションである「世界で認められる日本のおいしさとおもてなしを確立する」の実現を目指し、「Nothing is impossible」をスローガンとする中期経営計画の目標達成に向け、各種施策に取り組みました。
このような取り組みの結果、2020年度の連結経営成績は、売上高が719億72百万円(前期比4.3%増)、営業利益は14億22百万円(前期比34.1%増)となりました。国内モスバーガー事業では、新型コロナウイルス感染症への対応策としてテイクアウトやドライブスルー、宅配の取り組みを強化したことなどが奏功し、既存店売上高はすべての月で前年同月を上回りました。海外では、台湾やシンガポールを中心にアジア圏での出店を続け、当期末(2021年3月末)の海外店舗数は421店舗と、前期末から27店舗増加しました。

Q.2020年度の取り組みについてお聞かせください。

A.2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響による事業環境の変化にあわせて施策に取り組みました。国内モスバーガー事業では、既存店の成長を重点テーマとして、マーケティングの主導による商品開発や、ニーズが高まっているテイクアウトの強化・促進などに取り組みました。コロナ禍における店舗での対策としては、セルフレジやネット注文、キャッシュレス決済等の取り組みに加え、アバターロボットを活用したリモートレジを実験的に導入し注目を集めました。商品開発では、新たな発想の商品を相次いで投入しており、銘酒として名高い「獺祭(だっさい)」の甘酒を使用したシェイクはSNSなどで話題となり、予想を上回る売り上げとなりました。
海外事業では、引き続き新規出店に注力しています。2020年2月に新規開業したフィリピンは2021年3月に3号店をオープンしました。台湾では宅配需要に対応するため、現地運送会社と共同でデリバリー事業を開始したほか、他企業やキャラクターとのコラボ企画にも取り組み、売上規模を拡大しています。シンガポールでは、複数の外食事業者との共同キッチンを使用した宅配専門店舗をオープンするなど、新たな売上拠点の開拓を進めています。
その他飲食事業は、商業施設内に店内飲食中心の業態で出店している店舗が多く、新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況が続いています。不採算店の整理を進め、人員の再配置を行うことで収益の改善を図りました。

Q.2021年度の事業計画についてお聞かせください。

A.2021年度もコロナ禍による厳しい事業環境が継続するものと想定し、当社グループは引き続き、中期経営計画の施策を発展させ推進していくことで着実な成長を実現していく考えです。
2021年度の大きな変化としては、 4月に総額表示義務化に合わせた商品価格の改定を行っております。食材や容器包装資材などの様々なコストが高騰しており、主力の「モスバーガー」や「とびきりハンバーグサンド」などを20円~30円値上げしたほか、店内飲食とテイクアウトでの販売価格を統一いたしました。一方で、お求めやすい価格帯の「ハンバーガー」などは価格を据え置くなど、お客様の負担を増やさない配慮もしております。主力商品の価格改定は2015年5月以来となります。
2021年度の連結経営成績については、売上高730億円(前期比1.4%増)、営業利益は17億円(前期比19.5%増)と予想しています。長期化するコロナ禍に対応するため、先行きが不透明な中においても常に平時と有事のそれぞれの状況を考え出来る限り万全の体制を整えておくことが必要と考えています。

2021年度重点施策

Q.株主の皆様へのメッセージをお願いします。

A.新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、昨年の第48回定時株主総会と同様に、今回の第49回定時株主総会においても、株主様の健康と安全面を最優先に考え、当日のご出席はできるだけお控えいただき、事前の議決権行使をお願いしております。
また、例年抽選でご参加いただいている「株主さま懇談会」についても、昨年度はやむを得ず中止とさせていただきました。今年度につきましては、今後の状況を踏まえて慎重に検討し、開催の可否等について決定次第、改めてご案内をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症はいまだに収束の兆しをみせておりません。厳しい事業環境がこれからも続くことになりそうですが、消費者の生活様式や嗜好の変化などをしっかりと見極めながら、「おいしさ」と「おもてなし」を一層高めていくことに全力を尽くしてまいります。
株主の皆様には引き続き当社の事業活動に対するご支援を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

株式会社モスフードサービス
代表取締役社長

中村栄輔