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IRメッセージ

代表取締役社長 中村 栄輔

Q.2021年度の経営成績についてお聞かせください。

A.新型コロナウイルス感染症の猛威は未だ衰えず、2020年度に続いて厳しい事業環境となりました。加えて、原材料費の高騰も、外食産業にとっては大きな逆風となりました。
このような環境の中で当社グループは、テイクアウトやデリバリーの強化など、コロナ禍で激動する外部環境への対応に全力を注ぎつつ、2019年度から取り組んできた中期経営計画の施策の推進に取り組みました。その結果、2021年度の連結経営成績は、売上高が784億47百万円(前期比9.0%増)、営業利益は34億73百万円(前期比144.2%増)となりました。
国内モスバーガー事業では、既存店売上高が2021年10月まで27カ月連続で前年を上回り、その後も好調に推移しました。コロナ禍の厳しい状況だからこそ、「お客様や地域社会と深く結びつき、真心をこめたサービスを提供することを通じて社会に貢献しよう」という当社グループの理念の実践に徹底的に取り組んだことが、お客様に支持され、この結果に結びついたと捉えています。海外では、台湾やシンガポールなどで順調に出店が進み、2021年12月末時点で450店舗となり、昨年末から37店舗増加し、出店目標を達成することができました。

Q.2021年度の取り組みとその成果についてお聞かせください。

A.国内モスバーガー事業では、アフターコロナを見据え、「外食でなければ得られない魅力を提供できる店舗づくり」が重要になると考え、カフェメニューやデザートを豊富に揃えた「モスバーガー&カフェ」の展開を加速し、3月末時点で50店舗となりました。今後も既存店の転換や新規出店により、店舗数を増やしていく方針です。一方で、コロナ禍を機に増加したテイクアウトの利用もある程度定着したと見ており、テイクアウト専門店や座席数を抑えた小型店舗、移動可能な「キッチンカー MOS50(モスフィフティ)」など様々な業態の店舗を出店し、多店舗展開に向けた検証を行っています。このほか、ドライブスルー店舗における商品提供時間のさらなる短縮や、時間が経ってもできたてのおいしさを味わっていただけるような商品の開発にも努めました。デジタル施策の強化として、SNSなどを活用した販売促進・集客にも注力しました。
海外事業は現在、アジアを中心に9つの国と地域で展開しており、ベトナムでの出店準備も進めています。海外ではデリバリー・テイクアウト専門店、完全非接触型店舗などの先進的な取り組みを積極的に行い、効果のあった事例を日本に導入するというテストマーケティングの場にもなっています。モスバーガー以外の新業態にも取り組んでおり、香港で昨年9月にオープンしたモスバーガーとの複合店舗であるパスタ専門店「モスクッチーナ」は、計画を大幅に上回るスタートとなりました。
その他飲食事業では、テイクアウトや物販の強化など、様々な取り組みを通じて収益力の強化や新たな需要の発掘に努めました。また、新たなビジネス領域への挑戦として、モスブランドを活用した新事業展開にも取り組んでおり、他業種企業とのコラボレーションによって誕生したユニークな商品・グッズが好評を博しました。

Q.新中期経営計画と2022年度の事業計画についてお聞かせください。

A.当社グループはこのほど、2022年度を初年度とする3ヶ年の中期経営計画を策定しました。計画のスローガンは『Challenge & Support』で、2024年度に連結売上高1,000億円を達成することなどを目指します。
前回(2019〜2021年度)の中期経営計画では、コロナ禍に大きく影響を受けたこともあり、国内外での新規出店を抑制せざるを得ないなど我慢の期間となりました。そのような厳しい環境下でも、予定していた施策の多くに前倒しで取り組むことで、主力の国内モスバーガー事業では既存店売上高を確保しつつ、収益性も高めることができました。
新計画では、積極出店に転じる考えで、年間、50店舗規模の出店を目指します。単に出店数を追うのではなく、コロナ禍でその大切さを再認識した「地域に愛されるお店づくり」を重視したいと考えています。
計画初年度となる2022年度の連結経営成績については、売上高850億円(前期比8.4%増)、営業利益は33億円(前期比5.0%減)と予想しています。創業50周年を機に、新たなコーポレートロゴやキャラクターを導入いたしました。2022年度は次の50年に向けたスタートの年と位置付け、大きく飛躍したいと考えています。

Q.株主の皆様へのメッセージをお願いします。

A.おかげさまで当社は今年、創業50周年を迎えました。東京・板橋区の2.8坪の小さな店舗からスタートしたモスバーガーが、国内に約1,250店舗、海外に約450店舗を展開するまでに成長できたのは、お客様や地域の方々、株主の皆様からいただいた温かいご支援のおかげです。これからは100年企業を目指し、「お店をもっと近くに・もっと愛されるお店に」をテーマに、さらに地域に根差した店舗づくりを進めてまいります。株主の皆様には引き続き当社の事業活動に対するご支援を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

株式会社モスフードサービス
代表取締役社長

中村栄輔