ホーム > モスの安心・安全 > モスの生野菜 > 産地だより
|
|


|
■レタス生産量日本一の村
川上村は、信濃川に至る千曲川源流の里です。四方を山に囲まれ、秩父多摩甲斐国立公園の一角を占める水と緑の豊かな村です。また、長野県の天然記念物にも指定されている「川上犬」の故郷としても有名です。川上村を語る上で欠かせないのが、なんと言ってもレタスを中心とした高原野菜です。7月から10月にかけ、標高1,100〜1,600mの冷涼な気候条件のもとに生産されるレタス畑が村中に広がっています。最盛期には、川上村のみで1日6〜8万箱のレタスを出荷するそうです。この数字は、同時期の国内レタス生産量の50%強を占めるというレタスの一大産地です。
■レタス農家の生活とは?
『大自然の中でゆったりと農業を営む…』そんなイメージが皆さんにはあるのではないでしょうか?しかし、川上村のレタス農家の生活はそんなに悠長なものではありません。冬には深い雪が降る為に、レタスの出荷が出来る期間がおよそ4ヶ月しかないのです。この4ヶ月の間に1年分の収入を得なければならないために、彼らの夏の生活は想像を絶するほどにハードなのです。
起床はなんと午前1時?!午前2時にはレタス畑に到着し収穫が始まります。それから6時ころまで収穫をします。朝ごはんを畑で食べた後、お昼前までには全ての収穫を終えて集荷場にレタスを運び終えます。昼に2時間ばかりの休憩をとった後、夕方6時頃まで苗の植え付け、雑草取りなど様々な作業をこなします。川上村の夜は早く、夜の8時頃には殆どの家は就寝。平均睡眠時間は3〜4時間のハードな日々が続くのです。
■小川グリーン研究会のこだわり
土作りの基本となる堆肥は、漢方薬の残渣などを主体とした特別なものを使用しています。また、ライ麦などの緑肥を土の中に鋤きこみ、地力を高める努力を怠りません。レタスは1反(1,000m²)収穫すれば2t分の繊維質を畑から持ち出すことになるそうです。微生物に分解される事を考えて、この倍の4tの繊維質を畑に返してあげないと持続的な農業は出来ないと言われます。小川グリーン研究会では、自分達の畑を次の世代の後継者達に残せるようにしようという理念のもとに、土作りには特に力を入れています。
しかし、残念ながら一般的には古原さんたちのような「土作り」のこだわりが無い場合が多いのも事実です。なにより、肥料や人件費といった手間や経費が2倍以上掛かる事が大きな重しになっています。人手を掛けずに見栄えのいいレタスを収穫しようとすると、薬剤で土を消毒し、除草剤で雑草を枯らし、農薬や化学肥料を多投してレタスを栽培することになります。こうした栽培方法でもレタスは出来ますが、栄養価や安全性は後回しとなってしまいます。そして何より、微生物や腐植が極端に少ない死んだ畑となってしまうのです。一度壊してしまった畑を元通りの生きた畑にするには気の遠くなるほどの手間隙が掛かるのです。
レタス生産者としても、「虫や病気のあるレタスは売れないから、売る為には農薬や化学肥料を使うのは仕方ない」という割り切った意見もあります。これには、われわれ購入する側にも責任があります。虫食いや傷みに対しての寛容さがほとんど無く、見た目の美しさ重視で野菜を購入しているからです。
「次世代に生きた畑を残してやりたい」そんな古原さんたちの熱い思いにモスバーガーも深く共感しています。このような思いを持つ生産者の輪を、1人でも多くに広げられるように努力して行きたいと考えています。
■今年は異常気象です!
今年の夏は猛暑を超えて酷暑と言われています。古原さんによると、今年はすべての気候が1ヶ月ほど早まっているそうです。5〜6月にかけては雨が多く梅雨と同じ状態だったとか。それから晴天が続き、6月下旬以降はほとんど雨が降らない日々が続いています。この影響で水不足による生育不良などの影響が出ています。小川グリーン研究会でも、スプリンクラーで水を撒く日々が続いています。
また、7月上旬には軽井沢、小諸市などの浅間山麓に大粒の雹が降り、およそ13億円という甚大な被害をもたらしました。川上村でも7月下旬に雹が降り、メンバーの中嶋さんの畑が被害を受けました。こうした天候の被害に加えて、古原さんが頭を悩ましているのが鹿の害です。「鹿もおいしいレタスを知っているみたいで、被害に遭うのはうちの畑ばかりなんだよ」と苦笑い。昨年も5反分ものレタスを鹿に食害され、およそ400万円もの大きな被害を受けたとのことで、深刻な問題になっています。
■古原さんからのメッセージ
「先日、長野県の諏訪湖サービスエリアのモスに自分の名前が書いてあって、とても嬉しかったですね。厳しいことも多いですが、美味しいレタスを全国の皆さんにお届けできるように頑張ります。」
(2004年8月現在)
|

川上村のレタス畑

真夜中のレタス収穫

雨不足で乾ききったレタス畑

スプリンクラーで水を撒いています

漢方薬の残渣が入った堆肥

雹にあたった直後のレタス

古原さん(右)と伊藤さん(中央)
|

|
|
|