ごあいさつ

代表取締役社長中村栄輔よりみなさまへ

50年、そして100年企業に向けて

日頃よりモスバーガーならびにグループ店舗をご利用いただき、誠にありがとうございます。

1972年に東京・成増の地で、わずか2.8坪の小さなお店からスタートした当社は、2022年に創業50周年を迎えました。これもお客さま、株主さま、そしていつも支えてくださるステークホールダー皆さまのおかげです。

これから更に先の「100年企業」に向け、現在基礎作りを行っています。そこで、何よりも大切にしていることは、創業者櫻田慧の想いと、創業の精神です。2016年の社長就任以来、それを受け継ぎ、発展させていくことが私の使命だと考え、創業者の想いと精神を全ての行動指針としています。

創業者の想い・モスの価値観

創業の精神・心は、「感謝される仕事をしよう」です。「この街にモスがあって良かった」と感謝され喜んでいただける存在となるよう、地域に根差したお店作りを今後も追求してまいります。また、日本生まれの飲食チェーンとして、「テリヤキバーガー」や「モスライスバーガー」に代表される日本の食文化を活かした商品、生産者の想いが見える「モスの生野菜」、医食同源の考え方に沿った商品づくりなど、これまで築いてきた価値をさらに磨き上げ、圧倒的なおいしさを追求し続けます。そして、お客さまをはじめ、モスグループに関係する皆さまとの間で、「ありがとう」の言葉がたくさん飛び交う存在になりたいと考えています。

創業者の想いは、「MOS」という社名にも表れています。「Mountain、Ocean、Sun(自然を愛して、人を愛して)」です。2015年に地球環境や社会的課題を解決するための「SDGs(持続可能な開発目標)」が国連サミットで採択されました。モスは創業時から自然を愛する価値観を社名に表し、地球環境や社会的課題に取り組んできましたが、これまで以上に社会の一員として、世界の一員として、SDGsに貢献してまいります。

すべては「人」

コロナ禍だけでなく様々な自然災害、事故や事件、そしてAI・デジタル化などによって、世界中で仕組みや環境の変化が次々に起こっていますが、中心となるのはいつも「人」です。私たちは、常に自分は何ができるのか、人のために何をして差し上げられるのかを考え行動できる人材になりたいと考えています。自分の行動によって笑顔になる人がいる、その笑顔を見ることに喜びを感じることができる人材、人として素直な心の価値観を共有する集団でありたいと思います。

これからも、「モスに行くと安心できる。あたたかい気持ちになれる。そしてもちろん、おいしい。」そのような存在になるために、私たちモスグループの仲間は、日々努力します。今後ともモスフードサービスへの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社モスフードサービス
代表取締役社長

中村栄輔